政府や官僚も偽装(詐称)する国、日本  Ⅲ

 

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<地松>が無い事が原因だ、と書いたが、横架材は軽くて粘りが有り、太物が手に入り易い事が条件だ。

その点、かつて<地松>(黒松)は日本中のどこにでも生えていて、桧よりも容易に手に入った。

従って、市場価格も杉、桧に比べ安く、植林の対象にはならかった。

 

大戦後の建設ラッシュにも伐採されたが、無くなっても誰も「これは大変だ」とは思わなかった。

いや、むしろその時点では、家電製品や自動車の輸出をスムーズにするために、

輸入材を増やす必要があったことから、木材はうってつけの品だった。

林業は数十年単位の産業であり、親が植えた木を子供が育て、孫が伐採する、途方もない時間と労力を費やす必要がる。

 

その点、家電製品や自動車は、鉄鉱石や石油から鉄やプラスティックに加工するのに、

僅かな時間しか必要としない、促成の産業である。

荒廃し、食べる物も無く、他国から借金までしていた当時の日本は、

何よりも貿易立国として確立する必要があったことも、よく理解出来る。

しかし、その場凌ぎの口銭稼ぎであってはならないのも事実。

 

この国には、鉄鋼石も石油も無く、原材料は全て輸入、加工して輸出してもやがては、

何処の国も、国益を考える事になり、加工して稼ぐ事を望むようになる。

まして、米国の主幹産業だった自動車産業ともなれば、見過ごすことはあり得ない。

林業は、貿易摩擦の生贄として、国民に知られることなく衰退していった。

 

21世紀も半ばに近づくにつれ、工業製品、特に基幹産業的な自動車生産などは、自国でする方向が鮮明になってきた。

ソフトウエアの輸出はあっても、ハードウエアの輸出は難しい。

むしろ、先進国はハードウエアを輸入し、ソフトウエアを輸出する傾向にある。

日本が苦手としてきた分野ともいえる。

 

ただし、そこに例外がある。

自然産品だ。

こればかりは、その国に無ければ輸入せざるを得ない。

我が国の石油、鉄鉱石が正にそれに当たる。

その反対に、建築としての木材は、お隣韓国では殆ど生産されていないし、

中国ですらその森林面積は国土の30%以下であり、植林も殆ど為されていない。

石油や鉄鉱石のような天然資源は、掘り進めばやがて枯渇するものだが、

木材は正しく循環させれば、永久に営むことの出来る産業だ。

地球温暖化にブレーキを掛ける事にもなる。

50年、100年を見越した林産業の育成をすることは、日本の将来を明るくする。

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