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2014/11/21

無暖房住宅への道のり

カテゴリー:加藤社長ブログ

私たち住宅建築業界では、にわかに<パッシブハウス>と言うキーワードが多くなってきました。

一般の方には何のことやら判らない(業界の者でも言えますが)言葉ですが、 ヨーロッパ、特にドイツやスイスでは急速に広まっている建築の概念です。

日本語的に訳すと<動力、火力に頼らない冷暖房効果のある家>とでも言いましょうか。

例えば、南の面はなるべく大きな窓を設け、その他の面、特に北面は最小限の窓開口とし、庇は深めにして、夏の日射は避け、冬の陽は取り込むように、トリプルガラス等を用いてWLow-e(ダブルローイー、ガラスの表面に特殊金属をコーティングし、夏の高い角度の日射は遮熱し、冬の低い角度の熱は取り込む物)などで、器具に頼らない暖房や冷房を目指そうとする取り組みです。

勿論、壁や屋根からの熱の侵入、放散を防ぐ<断熱、遮熱性能>が肝心ですが、 ドアや窓の開口部からの侵入、放散が最も多く、各国のサッシメーカーはその性能追求に躍起です。

この分野で最も進んでいるのは、やはりドイツで、Uファクター(熱伝導抵抗値) と言う基準を設け今年の秋は急速に深まって、10月末には最低気温が10℃を割る勢いです。

基礎断熱をした弊社の家でも、日中窓を解放して夕方まで閉めるのを忘れていると、室温が下がり20℃を下回りそうになります。

陽が傾いたら窓を閉じる必要があります。

特に全館空調仕様のお家は、室内の壁や床を一旦冷やしてしまうと、その質量ごと温めるための熱エネルギーを使うので、例えば18℃から21℃に上昇させるだけでも膨大な電力を使うのです。

ですから、日中の太陽光から得られる熱は閉じ込め、最大の温度になった時に、窓を閉じるように心がける必要が有ります。

日光が出ている日はそのような使い方、曇りや雨の日は、窓を開けない事になります。

昨年のような、11月の下旬まで徐々にゆっくり気温が下がった年は、体も順応していったので、20℃でも寒く感じませんでしたが、今年のような25℃有った気温が1週間もしないうちに、10℃を割るようでは、体が付いていかず、実際の気温以上に寒さを感じるのです。

温度に対する適応は、体に体毛が無い(少ない)人間にとって、服を着込むとか外的な要因で調整するか、徐々に慣れていくようにするわけですが、今年の場合はそれが難しいのです。

ある人には大した寒さに感じない温度も、別の人にはとても寒く感じることもあるのですから、尚更です。

パッシブハウスの考え方では、夏から秋にかけて室温が下がってしまう前に、なるべく熱を閉じ込めておこうとします。

ですから、涼しいから、と言って夜間も窓を解放すると、思わず外気温が下がってしまい、室温も下げてしまうのを避けねばいけません。

パッシブハウスの極意は、住まい手にあり。

つまり、従来の日本的住まいである<夏の風通しを頼りに涼しく住まう>は、パッシブではなく、夜の冷気を閉じ込めて、日中は遮熱断熱能力によって室内温度を上げない事であり、冬の暖房は、太陽光の熱を室内に入れ(Low-Eガラスによって)暖まった熱を逃がさないように封じ込める(WLow-E)工夫がいる。

春や秋の過ごし方も大切になってくる。

急な温度変化に対応することが必要になるからです。

基礎断熱のお蔭で、無断熱で室温17℃以上は確保出来たのですが、生活温度としては、不足しています。

せめて20℃は欲しいところです。

ではその温度をどこで取り入れるか?

ある会社は地中に求めました。

山口県にあるその会社は、地中深く10mものパイプを堀り、300万円掛かるそうです。(温泉が出るのなら、掛けてもいいけど)

またある会社は、南に面した掃き出しテラス部分を分厚いコンクリートを打ち込み、太陽熱で温めて室温を上げるそうです。(雪の降る日は寒そうです)

またまたある会社は、基礎の中と屋根の下をパイプで繋げ、建物の中央にシャフト(ダクトスペース)を設け、夏は床下から屋根下へ向けて風をファンで送り 冬はその逆に屋根下から基礎の中へ空気を送っています(温度管理不可能)

いづれの場合も太陽光発電による電力を頼りにするのと等しく、掛けたコストに見合う冷暖房効果が有るとは思えません。(やらないより良い?程度)

皆さん100万円単位で費用が発生します。

弊社の基礎断熱は20万円程度(100㎡程度)の費用で冬の最低室温が10℃上がり、夏の室温を2℃下げる効果があります。(実証済み)

冬の温度を+3℃、夏の温度を-2℃コントロール出来れば、冷暖房不要の家が誕生するのですが、未だその決定打は見つかっていません。

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