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2015/06/25

政府や官僚も偽装(詐称)する国、日本

カテゴリー:先代社長のブログ

 

一昨年の事、「木材の国産自給率を上げよう」とした政府は、

当時の国産材使用率が20%未満(約18%)であるのに対し、「40%を目指す」として、

「国産材40%以上使用した家には、補助金を」と全国の工務店、ビルダーに対してキャンペーンを張った。

国産材を使った家を建てれば、一棟辺り30万円の補助金を出すのだという。

すると、今まで材料に拘らなかった建売屋や工務店が一斉に「柱は桧に」と言い出した。

低迷していた桧の市場は一変、品薄となり、必然的に値上がりすることになる。

しかし、柱を桧にしただけでは、総木材量としては20%程度しかなく、

どうしても横架材(梁、桁、棟木など)の国産材を探さなくてはならなくなる。

ところが、横架材に適した<地松>はどこを探しても見つからない。

国が言う「木材の40%を国産で」が不可能なことが判って来た。

打ち出してしまった政策を引っ込める訳にもいかない。

そこで考え出された方策が「輸入材でも日本で加工すれば、国産材と認める」だ。

つまり、北米で伐り出された丸太でも、日本で加工されたなら「国産材」と同じとした。

これはまるで「中国で育てられたウナギを日本の池で3週間飼えば日本製」と言っているよりひどい話だ。

木は切られて輸入される訳だから、加工だけ日本でしただけで日本製だ、と言うのなら、

ウナギを輸入して、日本で蒲焼にしたら<日本製>と言っているのと同じではないか。

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