スタッフブログ
2016/11/08
床組について
カテゴリー:構造材・床
ケーズホームの1階床組みは、他社と大きく違っています。
一般的な木造一階床組みは、「大引き」と「束立て」が組み合わさっています。
最近では、束立てを木ではなく金属にして、後々の床鳴りや、
軋みに対応している会社も多くなっていますが、
それでも大引きは「木」のままなので、乾燥が進むと軋んだりします。
大引きを集成材にすれば、乾燥痩せは無くなるのですが、さすがにコストが掛かります。
何より、その上に24㎜以上の厚合板を貼るのですが、合板は接着剤の強度が低下する事で、
床そのものが撓んだり、鳴ったりしてしまうのです。
24㎜以上の厚い合板を貼る理由として、従来の「大引きの上に根太を並べて床材を張る」方法では、
根太が痩せてやはり床鳴りを起すので、根太を無くして合板の厚みで受けようとするためです。
ケーズホームが採用する「フリーフロアー」は、体育館などの床に使われる工法で、
大引きも無くして、金属の脚のみで床を支える工法です。
一本一本は細い脚ですが、(縦45cm横60cm間隔)一般的な束工法の3倍~4倍の数で支えるため、
床面積当たりの耐荷重は上回ります。
ピアノの配置も自由自在です。