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2017/06/23

「全館空調にすると、光熱費が下がる」って本当?!

カテゴリー:先代社長のブログ

昨年辺りから「全館空調」を考える方が増えてきました。

弊社ではほぼ8割、5軒に4軒が「全館空調システム」を希望されます。

そこで話題になるのが、「光熱費」の問題。

〝全館空調にすると、光熱費はどれぐらい高くなりますか?″と質問が来ます。

私が、「光熱費は逆に下がると思いますよ」と話すと、「本当ですか?」とまたまた?マーク。

確かに巷の風聞では、「全館空調にすると、光熱費が高くなる」と聞こえてきます。

話は全く変わりますが、今から30年も前、日本の台所に「食器洗い機」が入り始めた当初、

ドイツ製が主流でしたが、ヨーロッパでは高温で洗った後の余熱で乾燥させる方法が取られていました。(現在も同じですが)

皿以外の食器が無い国ですから、水は自然に切れて充分乾燥するのです。

ところが日本では、茶碗の様な高台(こうだい)が有る器が多く、

此処に溜まった水は、余熱乾燥では乾ききらずに残ってしまいます。

これを嫌った当時の主婦が、「食器洗い機は洗えない」などの評価、風聞を流して、食洗器の普及を遅らせました。

今では、新築家庭のほぼ9割が設置し、当初は電気式乾燥を加えた日本製が好まれたのですが、

その本質、「食洗機は食器を洗う機械」が理解されてくると、

最近の傾向では、日本製よりもヨーロッパ製を選ぶ方が増えてきました。

これは、「食器洗い機」を正しく理解して正しい使い方をしてもらったか、にあるように思います。

儲け主義で、ドイツの食洗機を販売した人達に共通して言える事は、ご自身が使っていない<物>を売ろうとした、事に有ります。

ヨーロッパでほぼ100%の家庭に普及している「食洗機」を日本で売って儲けよう、とした結果が20年以上も遅らせた事実を残しました。

さて、もう一度「全館空調」に話を戻します。

食洗機同様、「全館空調システム」も北米を中心に30年前からほぼ100%普及しています。

こちらは、エアコンの必要が無いヨーロッパ(寒冷地が多く、夏はすごしやすい)

では、暖房機器が主役で冷房は考えられませんでした。

夏の暑さが厳しい日本では、暖房はもちろんですが、冷房が出来なければ「全館空調」とは呼べないでしょう。

北米(特に内陸部)は、砂漠地帯が多く、日中の寒暖差が激しく、

雨が少ない為湿度が無く太陽光を遮るものが無いので、日中は40度を超え、夜は放射冷却現象で、0度近くまで冷え込みます。

一日の温度差が実に40度という過酷な自然の中にも人々は住み、快適に暮らしています。

室温は常に25℃に保たれますから、昼は冷房、夜は暖房に切り替わって空調する事になるのです。

四季が殆ど無く、年間通してこのような気候ですから、冷暖房が動きっぱなしになります。

では一体光熱費はどれくらい掛かるのか?

いくら電気代が安いアメリカでも、これは相当掛かるのでは?

と、思いますよね。

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