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2018/07/31

全館空調について

カテゴリー:全館空調

「全館空調」と言えば、かつてはお金持ちの家の話で、庶民には高値の花と思われていました。

1990年前後のバブル期には、1億円を超える豪邸が雨後の竹の子のような勢いで建ちました。

その当時は、お金持ちの象徴として、セントラル空調の名で全館空調システム(実は個別空調)が使われました。

一台のボイラーや室外機で冷暖房する仕組みで、かつての旅館やホテルのシステムと同じような仕組みです。

各部屋ごとに「ファンコイルユニット」と呼ぶ室内機を置き、部屋ごとの調節が可能な為、旅館などでは重宝されて、今でも使われている所もあるようです。

「今でも」と言うのは、現在ではあまり使われなくなったからです。

部屋ごとに置く室内機は大きく、冷媒管、ドレン管(結露した水を流す管)ボイラー給湯式なら給湯管が劣化し、漏水が起き易く、メンテナンス費用が莫大(隠ぺい配管の為)に掛かる事が解ったので、以後の新築や大規模リニューアル時に空気ダクト式に換えているからです。

バブル期に使われたこのセントラル空調システムを、「全館空調システムと混同」して、「全館空調は後々のメンテナンスが大変だから個別空調で良い」と言われる方が意外に多いのですが、ここでいう「全館空調システム」は、全く違います。

むしろ、前述した最新のホテルや旅館で採用されている空調システムの「家庭版」と思って頂いたらいいのではないでしょうか。

 

高気密高断熱の家を建てる事により、冷暖房費を抑える事が可能になる、と言いました。

国土交通省が目標(2020年法制化)として、定める数値の遥か上の数値、第Ⅳ地区におけるUA値0.87をUA値0.40以下、C値5以下をC値0.5以下にする事により、得られる果実として、「全館空調システムによる室内の温度差を無くす事」が可能になるのです。

体への安全性のコラムで書きましたが、ヒートショックを防ぐには、全館空調が必要になります。

家全体を同じ温度でスッポリ包む、家丸ごとの冷暖房です。

では、K’z-HOMEが言う「全館空調システム」は、以前の「セントラル空調システム」と、どこが違うのでしょう。

「セントラル空調システム」は、室外機は一台、又は一か所ですが、室内機がそれぞれ個室に存在し、室内機と室外機はそれぞれ、冷媒管(給湯管)で結ばれています。

室内機は、結構な大きさで、トイレや洗面所、廊下などスペースに限りがある場所には不向きと言わざるを得ません。

また、冷媒管(給湯管)が複雑に入り組む場合が多く、結露水のドレン配管も必要になります。

そうした配管は、一度問題が発生すると、次々と移り、漏水、故障、駆動音の騒音などのトラブルを引き起こします。

液体の配管寿命は短い為、そうしたトラブルが10年以内に発生する確率が高いのです。

個別エアコンを各所に付けることも現実的ではないでしょう。

トイレや廊下、クローゼットの中までエアコンを付ける事を想像出来ますか?

しかも、つけっぱなし!!(止めたら意味がありません)

インテリアも滅茶苦茶、外壁は冷媒管の滝が出来ます。

 

では、K’z-HOMEの「全館空調システム」はどうでしょう?

室外機は1台、(これは同じです。)

室内機も1台、(先ずここが違います。)

各部屋、空間には吹き出し口と吸引口が存在するだけ。

室内機を結ぶダクトがそれらの口に繋がって、空気を送ります。

ダクトの中を流れるのは、空気だけです。

ダクトの劣化の心配も、液体と違い格段に低いと言えます。

室内機は、隠ぺい型で各吹き出し口にダクトで繋がります。

吹き出された空気は室内機の反対側に吸い込まれます。(これを、リターンエアーと呼ぶ)

往き帰するのは、空気だけですから、ダクトの寿命は半永久的です。

30分間で入れ替わる程度の風量で循環しますので、吹き出しの風量は小さく、直接の風を感じるほどではありません。(エアコンの風が苦手な方でも大丈夫

リターンエアーが室内機に戻る時、手前でフィルターを掛け、室内に浮遊した埃や雑菌をカットします。

気密性能のコラムでお話した24時間換気システムの熱交換後のOA(外の空気)を室外機のリターンエアーチャンバー(リターンエアーを集め、室外機に送るボックス)へ結び

外気を直接温めたり、冷やしたりし熱効率を高めます。

花粉症やPM2.5が気になる方には、OAの間に空気清浄機(HEPA機能付き)を挟んでリターンエアーと共に、安全な空気を室内に送り込みます。

この方式は、現在どこの空調メーカーも整っていないのでK’z-HOMEのオリジナルとして提供しています。

トイレや脱衣室、キッチンなどの臭いや湿気が気になる場所からのリターンエアーは使わず、EA(イグジットエアー、排気)として、熱交換だけ利用して直接外に捨てます。

そうすることで、臭いや湿気が部屋に戻ることなく、快適に暮らせます。

 

 

メカニックな説明はここまでにして、全館空調が必須アイテムになる理由を説明します。

 

 住宅は、人の体を守るものでなくてはいけません

せっかく高気密、高断熱の家にしたのに、その意味を充分理解することなく、従来のような局所冷暖房に頼った暮らしでは、ヒートショックや室内熱中症の可能性を残し、70年間(100歳から建てた齢を差し引いて)を健康で過すチャンスを失うものです。

もう一つ全館空調をする事で、判る事が有ります。

冷暖房温度が、変わることです。

特に暖房温度は、どなたも確実に低い設定で快適に感じます。

寒がりの方で22℃、暑がりの方なら20℃くらいでちょうどいいでしょう。

何故か、全館空調は空気で暖めますが、最終的には建物そのものを温めるからです。

寒がりの方でも20℃はけして冷たくはないでしょう。

「暖かくない」程度ではないでしょうか。

空気が一定の温度になると、床や壁、天井までがその温度に近づきます。

すると、床や壁からの冷却効果が消え、それほど暖かい温度でなくても過ごせるのです。

同じことは、夏にも言えます。

床や壁の温度が、室内設定温度(27℃)に近づく事で、輻射熱が無くなり、暑さを感じなくなるのです。

人体の約60%以上は水分で、比重は水よりも小さいですよね。

熱も水と同じように低い方に流れます。

そこには、比熱が関係しています。

重たい方がより大きな熱を持っているので、壁が熱ければ輻射熱として人体に受けます。

逆に、床が冷たいと足の裏を伝わって冷気がドンドンと押し寄せてきます。

局所エアコンが、切ると直ぐに効果が無くなるのはそれが原因です。

 

最後になりましたが、全館空調のランニングコストは個別空調と比べどうでしょう?

 

単純明快に、「コストは下がる」

前述したとおり、暖房費はエネルギーコストですから、低い温度設定で済むのです。

エアコンなどの冷媒を使った機器は、その立ち上がりにエネルギーが掛かるので、切ったり入れたりして、その都度大きな温度差を無くそうとする行為は、コスト高に繋がります。

但し、絶対条件として、「高気密高断熱の家」であること。

これを無視すると、ランニングコストに泣く嵌めになります。

K’z-HOMEが想定する「高気密高断熱」は、東海地区でUA値0.40以下、C値0.5以下が最低条件と考えます。

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