スタッフブログ
2019/01/07
消えた2020年問題
2019年、新年明けましておめでとうございます。
2年ぶりのブログを書きます。
新年早々に、飛び込んできたニュースは、とんでもないバッドニュースでした。
前から準備されてきた、2020年からの建築基準法改訂、新築時における断熱性能義務化
が、反故になった!という事でした。
何年も前から宣伝され、どれぐらいの基準値が示されるのか?が楽しみでした。
ようやく日本も住宅性能先進国に仲間入り出来るのか!と期待したのですが。。。
1997年、京都において地球温暖化に対する取り組みとして、住宅消費エネルギーの低炭素化に各国が、積極的に取り組むことになり、この趣旨に則って2015年パリ議定書が定められ、2030年までに大幅な省エネルギー型社会にする事になりました。
その一環として、今迄日本の住宅建築基準法に無かった「断熱性能」を付加し、省エネルギーを義務化するになり、その法改正が2020年のはずでした。
「はず」でしたとは、昨年の12月までその流れで、工務店や設計事務所などに案内がされ、
様々なセミナーや勉強会が開催されてきたからです。
ところが、12月7日から始めた国土交通省のパブリックコメント募集(業者の意見)をまとめた結果として、義務化を見送り、「設計適合可否説明」のみにする事となったのです。
早い話が、設計時に「もうちょっと断熱性能を上げてね」でおしまいです。
つづく