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2020/03/28

20年ぶりの城崎温泉~竹田城址~姫路城

カテゴリー:先代社長のブログ

20年ぶりの城崎温泉~竹田城址~姫路城
私事の極みですが、小生の誕生月が1月、妻が2月なので、中間の2月初めに温泉旅行を計画しました。
ダイアモンドプリンセス号の件もあり、関東方面は遠慮して、都会も避け日本海側へ行くことにし、色々と検討した結果、20年ほど前に泊まった城崎温泉の西村屋へ行くことに。
大の甲殻類好きの妻としては、以前に食べた「蟹づくしコース」が忘れられなかったようでそちらの宿泊は私が、翌日の「地魚と但馬牛お任せコース」は妻が払うことで決着。
前日までの雪模様を心配しながら4輪駆動車でドライブしました。
20年前、山道を何時間もかかった記憶でしたが、京都舞鶴縦貫道路のおかげで、わずか3時間余りで到着。
心配した積雪もなく、時折舞い降りる程度。
青空も覗く鈍色の空と群青色の日本海が目に入ってきました。
あれほど、どこへ行っても中国人団体客が群れを成していた温泉街も殆どが邦人です。
何となく、ちょっとほっとした気分で、宿に着くことが出来ました。
城崎温泉は20年前とほぼ変わらずに、古式漂う風情のシーンと、新しいお土産店などが折り重なり、中々の盛況ぶり。
看板の川べりに続く柳並木が、情緒を掻き立てます。
今回宿にした西村屋別館は、そんな温泉街から少し外れた山沿いにあり、2、3度泊まった本館から1km位のところにあります。
関西の奥座敷である城崎の中でも庭で有名な宿で、本館の庭は素晴らしい!の一語。
別館の裏側も山を利用した作庭が見事で、落差3mは有ろうかと思える滝の流れで見ごたえのある庭がロビーの向こうに迎えてくれます。
「西村屋」は有名なので今更私が宣伝するまでないでしょうから、これ以上は省きます。

 

つつがなく2泊の温泉旅館を堪能したのち、帰路に選んだのが、竹田城址経由の姫路城と「蟹づくし」ならぬ「城づくし」コース。

 

 

 

ここでちょっとしたハプニングが。
竹田城址から出石町へ向かうはずだったのが、前日に出石蕎麦を食べに出かけたため、豊岡市の「コウノトリの里」へ行くことにしました。
昨年の夏、北海道の丹頂鶴を見てきたことから、そう言えば豊岡市は「コウノトリ」を自然に返す運動をしていたなあ、と思い出して妻との意見が珍しく一致したので向かいました。
朝早い事と「コロナウイルス」の件もあったのか、駐車場に止まっている車も数台。
建物の中も数えるくらいの人しかいません。
外へ出るとコウノトリの飼育エリアには、数羽の存在を確認。
天井に金網がないので、自由に出入りしているようです。
しばらく見ていると、向こうの山から大きな鳥の影が飛んできます。
飼育エリアには入らず、彼方の田んぼに降り立ちました。
知多半島では見ることのできない大型の鳥の羽ばたきは、優雅でもあり迫力もあります。
ぼーっと見ていると、駐車場の隣に定番のお土産店があり、妻はいつの間にかそちらにいます。
私も仕方なく入ることにしました。

店は事の他小さく、10坪程度の売店コーナーに「コウノトリグッズ」と産直の農作物がある程度です。
何気なく農作物の米袋を見ると「無農薬米、コウノトリの里」と書いてあります。
価格を見てみると5kgで3,300円です。
皆さんはどうですか?
私の知る限りで、減農薬米は地元にもあるのですが、無農薬米は見たことが有りません。
なぜなら、無農薬米を作るには膨大な面積が必要だからです。
周りの田んぼが農薬を使用すると、自分の田んぼだけ無農薬にしても、灌漑用の水を共有するため、混ざり合ってしまいます。
更に、一枚の田んぼが無農薬にすると、周りの田んぼに虫や雑草が入り込むので、許してくれません。
その地域全域を無農薬にする必要があります。
以前、無農薬米を作っている農家の話をTVで見ましたが、畑の無農薬化とは桁違いの難しさを訴えていた記憶が有ります。
奇しくも「コウノトリを復活させたい」という地域コミュニティのコンセンサスが無農薬米という副産物を生み出しているのです。
まして、無農薬米が3,300円/5kgというコストパフォーマンスを生み出しました。
新潟の南魚沼町へ行った折り、産直市場で農家の人に「無農薬米は有りませんか?」と尋ねたら、「寝言言ったらあかん、無農薬栽培は今更出来んぞ、そんな面倒なことをしたらいくらになると思う」としかられた記憶が有ります。
新潟と言えば「ジャポニカ、ジャポン=朱鷺」の復活を願う地域です。
その答えを聞いた時、「あァ、朱鷺の復活は無いな」と思ったものです。
いぶかしがる妻をよそに、コウノトリ米5kgと玄米3kgを買い込み帰路につきました。
後日、我が家の安物炊飯器で心配でしたが、炊いて見ると懐かしいコメの香りが部屋中に。
もしも、ご興味のある方は弊社のアドレスに申し込みして頂けば、取り寄せ先をお伝えしますよ。(宅急便で送ってくれて、ゆうちょ銀行への後払い!です)

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