新年明けましておめでとうございます。

 

昨年の春、大掛かりな外断熱のリフォームをしました。

 

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事の発端は5年前、築45年の木造和風住宅をリフォームしたのがきっかけです。

 

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かなり大掛かりなリフォームで、一部を取り壊し、外観はあくまで和風ながら、内装を洋風にし、全てのアルミサッシを撤去し、樹脂製のトリプルガラスにしました。

 

ドア一枚で2世帯住宅になるようにもしました。

 

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80歳を超えたお母様とリタイアした娘夫婦が別世帯として住めるようにしたのです。

 

ご依頼はそのお母様からでした。

 

「4年前に断熱リフォームした我が家と比べ、25年前に建てた息子(ご長男)夫婦の家が夏は暑く、冬は寒くてしょうがない、何とかしてくれないか」とのお電話。

 

実はその家、私にとっても曰くある家でした。

こんにちは。K’zHOME代表の加藤です。

 

今回は全くの私事になりますが、来年1月をもって61歳となります。

 

昨日も愚息から八番目の孫を告知され、驚愕したように、5人の子供が漸く手から離れようとした(4人が昨年までに結婚)と思ったら、今度は孫のラッシュ。

 

人口減少とか、少子化とかは、私個人にとっては、全く他国の事に感じられます。

 

出産祝いから七五三、入学式とお祝い事の度に嵩む出費!

 

そんな私にようやく「年金」の文字がやって来たのです。

 

25年度から60歳受給を61歳受給に延ばされ、(2年上の方は60歳から受給出来る)首を長くしてたどり着いた61歳の誕生日が来月です。

 

同級生ではもう受給した人もいて、10月に有った同年会で吹聴していました。

 

そこで、重なる出費の一助にと、いそいそと年金保険機構の窓口へ手続き伺いに行きました。

 

判った事は、驚愕の事実。

 

1時間ほど待たされて、窓口の女性から提示された金額は、「0円」。

 

別に社会保険料を払ってこなかった訳ではありません。

 

説明して頂いた女性によると、私の受け取り予定額は、平均より幾らか多い方だそうです。

 

つまり、沢山納めて来たことは確かなようです。

 

ではどうして?

 

その答えは、受取額が給料との合計が月額限度額の28万円を直ぐに超えてしまうので、少しでも給料を取ると、「支給停止」になるのだそうです。

 

えッ、「会社を辞めろ」って意味。

 

あれこれ食い下がると、申し訳なさそうに、「63歳になった時点でお辞めになると、今より多く年金が貰えます、それを過ぎるとまた他の要件に抵触するので、我慢された部分は払われる事が有りません」と宣った。

 

私たち昭和29年~30年組みは、61歳からの受給になった上、65歳まで基礎年金部分は先送りされる。

 

その為、65歳まで我慢して受給を遅らせると、5年分を遡って加金されるので、61歳から貰うより多くなる。

 

筈だった。

 

ところが、説明を聞くと、65歳まで我慢しても63歳をピークに漸減されるのだそうだ。

 

余りに理不尽な年金の仕組みに、哀れと思ったか?私の年金受取額をシュミレーションしてくれ、「63歳が一番有利な選択」と教えてくれた。

 

但し、63歳で会社を辞める事が条件として。

 

いつかは辞めるのだけど、後2年では会社の存続に自信が無い。

 

何より、その時点で孫が二桁になっていて、まだ10年現役で、なんてことに。

 

だって、とても祝いやお年玉を払えそうにない「年金額」だもの。

先日、11月に終えたばかりのO邸【部分断熱最初から見る場合はこちら】に行ってきた。

 

その日は天気がよく、日中の寒さは無かったのですが、朝は放射冷却によって3℃近くまで冷え込みが有った。

 

家の中へ入ると、ガスファンヒーターが掛かっていた。

 

音からしてローレベルの運転が解る。

 

O氏に「断熱効果はどうですか」と尋ねると、満足そうな笑顔で「朝、起きてきて部屋へ入ると余熱が残っている」との事。

 

何時に就寝か聞かなかったが、年寄(私と同じ還暦)がそう遅くまで起きているとは思えないので、12時前には切っているだろうか?

 

何より笑顔が物語っている。

 

この冬の光熱費効果が楽しみだ。

 

帰りに玄関へ出ると、LDKとの温度差は歴然、「玄関は寒いね」と言うと、「これでも前と明らかに違うよ」と、こちらも満足の様子だった。

 

玄関ドアは、当初訪問した時に密閉性の低さを指摘して、変える提案をしたので気になっていたがホッとした。

家づくりを改めて基礎から考える。(その1)15年経った今だから判る事

 

 

15年前、弊社は一工務店の立場ながら、日本の家造りに疑問を持ち、ハウスメーカーは勿論、幾多のフランチャイズビルダーの家造りを見聞きしてきました。

 

まず、コストの問題。

 

ハウスメーカーやフランチャイズビルダーは、基本的に下請け制度で成り立っています。

 

ハウスメーカー(工場生産型住宅会社)は、現場では直営の職人が居ません。ケーズホームがこの15年間向かってきた家造りを一から洗い出してみることにしました。

 

 

地域の下請け工務店を利用し、看板を付けさせ、現場職人のみ手配させるやり方です。

 

確かに工場生産すれば、製造原価は抑えられますが、管理費や設備償却、運搬費などが膨らみ、結果、工場は子会社経営、研究開発部門と営業部門、宣伝費やモデルハウス運営費など、

 

経費は膨らむばかりで、安く造ることなど、絶対に出来ない構造です。

 

自動車のような、完成品を出荷できる工場なら、その性能や価値を比較できますが、家はそうはいきません。

 

 

改めて基礎から考える。(その2)受注ありきの営業はしたくない

 

 

フランチャイズチェーンに加盟したビルダー(工務店)は、営業経費や宣伝広告費として

 

本部に上納しなくてはならず、多いところでは15%以上(契約額の)を求めるところもあります。

 

そうでなくても、開発を本部でするため、勝手に材料を変えたり購入したりできず、本部から仕入れなくてはいけません。

 

当然、価格は本部で決められます。

 

家造りは、「地球温暖化を防止する大きな役割を果たす」として、世界的に急速な進歩を遂げています。

 

ほんの少し前にはペアガラスが主流でしたが、今ではトリプルガラスが当たり前、それもアルミサッシは絶滅寸前で、アルミメーカーですら<樹脂製>を強調するくらいです。

 

パッシブハウス(自然温熱利用型の家造り)など海の向う(ドイツ)の話かと思っていたら、国交省が住宅性能義務化を2020年から始める、と言い出しました。

 

小さなビルダー(工務店)である私たちが、そうした変化に一番早く対応する必要があるのです。

 

 

改めて基礎から考える。(その3)同志をつくる事でコストを下げる

 

 

そうなると、やはり選択肢は独立型地域ビルダー(街の工務店)しかないか。

 

早い話が、今のまま進む事に。

 

しかし、アンテナは張りたいし、少しでも安く仕入れたい。

 

決まった材料であれば、安いに越したことはない。

 

年間着工件数を少しでも多くしなければいけない。

 

弊社だけでは無理な話だが、同志を捜して賛同を得て、共同仕入れや共同研究などを広げる必要がありそうだ。

 

とりあえず、愛知県内に3社ほどと、岐阜、長野にそれぞれ1軒の計5社が賛同してくれた。

 

と言っても、造り方はそれぞれ。

 

お互いに地域性や会社のポリシーを大切にして、過度に合わせない「共同研究グループ」の
ようです。

 

知多半島と長野の家づくりが同じはずがない、のだから。

 

例えば基礎工事、愛知県は東南海沖地震が危険視されている地域、長野は場所によっては直下型地震も有りうるが、基本的には大型地震の危険は少ない。

 

また、冬季の冷え込みが全く違うので、基礎断熱の考え方も違う。

 

 

改めて基礎から考える。(その4)常識はどのように作られるか

 

 

基礎断熱はシロアリに弱い!?

 

知多半島は、年平均気温が17℃前後で、本州の中でも比較的温暖だ。

 

そこで、弊社では10年ほど前から、基礎コンクリートの外側に断熱材を張り、基礎断熱を採用してきた。

 

最近では、この工法がかなり一般化してきたようだが、ここに問題が生じて来た。

 

シロアリだ。

 

元々日本のシロアリは、木の根っこや幹に生息し、湿り気の多い家の壁などに侵入する。

 

5月~6月にかけて新しい巣を求めて、ハネアリが移動して行く。

 

基礎断熱に使うEPS断熱材は、シロアリにとって餌ではありませんが、硬くないので蟻道を造り易いとされている。

 

北海道など寒冷地では、基礎の外側で断熱する事が常識ですが、シロアリの生息域になっていないのも事実だ。

 

ですから、何も対策せずに基礎断熱をしたら、当地区では危険だとも言える。

 

現に実害が見受けられるようだ。

 

その為、一部では「基礎断熱はシロアリに弱いからダメだ」との声もある。

 

 

改めて基礎から考える。(その5)常識は変えられる

 

 

シロアリ研究家は、「シロアリに抵抗することは不可能だ」と言う。

 

では、木造の家は全てシロアリに喰われてしまうのか?

 

シロアリの為に<基礎断熱>を諦めるには、余りにも大きな損失ではないだろうか?

 

だが、私は30年間に多くの住宅をリフォーム、解体に立ち合ったが、シロアリの存在は必ずしも恐怖の対象ではない。

 

確かに、浴室の土台や台所の壁、雨漏りした軒から侵入したケースなど、事例は様々だったが、基本的には水分を含んだ木材に巣が有り、その界隈に生息していた。

 

けして、水気も無く、乾燥した場所に見つけることはない。

 

まして、コンクリートや金属を破って内部に侵入することもない。

 

つまり、基礎コンクリートの外側を断熱材で包んでも、回りをコンクリートや金属で塞ぐ事で十分保護可能だ、と考える。

 

正しくシロアリの生体を見極め、対応することで「コンクリートの保護と建物全体を断熱するホールインシュレーションハウス」が可能になる。

 

 

改めて基礎から考える。(その6)シロアリに打ち勝つために

 

 

基礎断熱の価値を高めるには、深基礎にする必要がある。

 

地下50㎝下に捨てコンクリート(基礎をつくる為のレベル出しコンクリート)を厚く打つ。

 

この上に高さ90cmの基礎が建つ。

 

40cmは地表に出す為、50㎝が埋まる。

 

ベタ基礎内部のベースコンクリート(スラブと呼び、建物の耐震性にも影響する)の厚みが20㎝以上とれる。(鉄筋の被り厚が60㎜以上になる)

 

これは、鉄筋を2重に配筋するに充分な厚みがある事を意味する。(地下からの侵入は不可)

 

更に、外周にEPS(防蟻処理:ホウ酸化合物含浸)を型枠に沿わせてコンクリートを打つため、打継の隙間や断熱材の隙間が無くなる。

 

その後、外周部分の全てにクラック防止ネットを張った防水モルタルを塗る。

 

その時、基礎の天端より3cm程下がった処でカットし、その上にもモルタルを塗る。

 

そうすることで、万一断熱材内部に入ったシロアリが蟻道を作り、這い上がっても土台まで行き着かないようになる。

 

 

改めて基礎から考える。(その7)EPS断熱材一口メモ

 

 

これから家を建てられる方に、断熱材の種類や特徴、性能などを書いてみる。

 

基礎断熱で使う「EPS」は水性発泡スチレンの略で、体積の98%が空気で広い意味では石油製品の仲間となり、自然界には無い。

 

僅かながら透湿性が有り、基礎コンクリートの緩やかな乾燥を助ける。

 

仲間に<発泡スチロール>が有り、魚などの保冷運搬に活躍している。

 

断熱性能は高く、高性能グラスウールとほぼ同じ熱抵抗値だが、赤外線を通し難い事と均一の密度の為、実質は上回るといえそうだ。

 

弱点は、紫外線に弱いため、陽更しにすると劣化し痩せてしまう事と、密度によっては柔らかくて、すぐに凹んでしまう事だ。

 

前述したが、シロアリや普通蟻の蟻道にもなり易いので、住宅の断熱材として使う場合は、

 

全て防蟻処理(ホウ酸化合物含浸)したものを使う必要が有る。 

 

かつて弊社では外壁の外張り断熱にも使ってきたが、防水性は高いが透湿性が低い為、現在ではあまり薦めていない。

 

 

改めて基礎から考える。(その8)新しい断熱材は環境保護型へ

 

 

基礎の断熱材は地下に埋めるため、水に強く腐らない特性が必要だ。

 

その点、EPSは全く問題ない。

 

紫外線の影響さえ避ければ100年でも劣化の心配がない。

 

EPSの本質は化学物質だが、そのまま室内に有っても人体への影響は殆どない。

 

まして、基礎の外側での使用だ。

 

しかし、その他の断熱使用部分を考えると、断熱材の素材や特性には慎重になる必要がある。

 

例えば、壁の中に入れる充填断熱材。

 

グラスウールの特性は、ガラス繊維であるため赤外線を透し易く、従って夏の熱(遠赤外線)の影響を受けやすい。(冬の暖房には有効)

 

外断熱をした建物に充填断熱として使うには、向いているかも知れない。

 

但し、壁内結露を絶対にしないような工夫が必要だ。

 

何故なら、グラスウールは一度含んだ水分を外へ逃がす、所謂<放湿性>が無い物質なのだ。

 

木造建物の劣化、シロアリの発生に最も危険なのは、水分が一定の場所に留まり、木材の含水率を高めてしまう事。

 

 

改めて基礎から考える。(その9)新しい断熱材は環境保護型へ

 

 

20世紀から21世紀になり、医療や科学の進歩により人の寿命は劇的に延びた。

 

日本も明治の末に50歳未満だった平均寿命は、100年後の今日では90歳になろうとしている。

 

平均寿命の伸びは人口増加にも影響している。

 

人口減少に悩む日本とは別に、世界の人口はこの50年で約2倍になっている。

 

人が長生きする事はけして悪いことではない。

 

が、増え続ける人口は、やがて食糧難や資源の奪い合いを引き起こしかねない。

 

すでにその前兆は、世界のあちこちで起きているし、日本だけ例外などはあり得ない。

 

資源を大切にするが必要なのは誰でも解ることだが、いざ<家造り>となったらどうすればいいのだろうか?

 

その提言として、持続可能な循環型社会を形成するのにどんな材料が相応しいか、を考える。

 

自動車はガソリンからモーターへ、モーターの駆動を入力から自家発電へ変わろうとしている。

 

その前段階で、軽量化などの低燃費化を図っているのも事実だ。

 

 

改めて基礎から考える。(その10)新しい断熱材は環境型

 

 

では、家の<低燃費化>はどの程度進んでいるか。

 

一昨年(2013年)まで日本の住宅の断熱性能を表わすには「Q値」と呼ぶ、建物から熱がどれほど逃げるか、を表わす数値を使っていた。

 

しかしこの計算方式は、床面積で割るので欧米に比べ建物が小さい日本の住宅では数値が見劣りする。(小さいほど性能が高いことを意味する)

 

そこで、昨年(2014年)から外皮平均熱貫流率の計算(床ではなく外皮面積で割る)事になり、小さな家でも誤差が出にくくした。(?)

 

ただ、気を付けたいのはこの数値には換気による熱損失が考慮されていない事だ。

 

「Q値」は換気熱損失も考慮されていた。

 

新築時は24時間換気を法律で義務づけしていながら、換気による熱損は数値に反映していないとは、どういう事だろう。

 

熱交換型の第1種換気扇と自然吸気型の2種換気では、まるで違う燃費の家になってしまうはずだ。

 

断熱材の話がいつの間にか性能数値の話になってしまった。

 

 

改めて基礎から考える。(その11)新しい断熱材は環境型

 

 

CO2削減が叫ばれて久しい。

 

住宅でも「0エネルギー」と謳って、消費電力をソーラー発電で賄い、帳尻を合わせている。

 

ケーズホームはパッシブハウスの思想を根底にして、この東海地区に合った家造りを目指し、設計の自由度も広げたい、と考えました。

 

そこで、広く設計者を求め従来のデザインに拘らず、純和風、新和風、アーリーアメリカン、ユーロデザイン、フレンチカントリーなど多彩な建物を皆様のご希望に沿って建築して行こうと思います。

 

デザインの幅を広げる為、従来の設計者以外の方々、また独自の設計施工もします。

 

知多半島に限らず、名古屋、三河方面の設計士、建築家の方々にもご協力頂く事になりました。

 

基本性能は弊社独自の<ご当地パッシブハウス>をより高い水準で求めていきます。

 

そして、デザインはより広い視野に立って、クライアント(施主様)の好み多様性と設計者との相性(コラボ)を深めて、より満足度の高い住宅を造っていきます。

 

この15年、ケーズホームの住宅性能は、確実に進化してきました。

 

そして、デザインの面でも進化する時を迎えました。

家造りを改めて基礎から考える。(序文その1)

 

家を造りには、土地の選定と同時に設計が必要です。

 

設計は大別して、プランと性能(耐震、熱環境)の二つに分けられます。

 

プランは、土地の形や方位、クライアント(施主様)の好み(和風、洋風など)の要素と住まい方、将来展望などを兼ねて立てます。

 

また、プランとは別に耐震性能や断熱性能などの住宅の性能は、これからの家造りには欠かすことの出来ない、必須アイテムです。

 

何故なら、住宅も自動車と同じように地球温暖化やCO2排出問題の根本原因だからです。

 

私たち一人ひとりが毎日の生活から排出されるCO2は、日本全体の15%にもなります。

 

電力が50%を占め、その約半分が冷暖房に使われている、と想像されます。

 

照明はLED化によって、省電力化されつつあります(白熱灯の15%以下)が、熱エネルギーの変換にはまだまだ大きな電力(主にエアコン)を必要とします。

 

そこで考えられたのが、<パッシブハウス>(自然熱利用型住宅)です。

部分断熱リフォーム 8-1

 

最後に玄関ホールがあまりに暑い(夏場玄関庇が少ないので、直射日光が当たり、無断熱の玄関ドアを通して暑くなってしまう)ので、思い切って断熱ドアにすることに。

 

築11年の玄関ドアを交換するのは、どこか忍びない気がしたが、O氏の顔を見ると気にも留めない様子。

 

真夏に訪問したことが無いのだが、よほど暑くて玄関ドアに未練がないのだろうと思える。

 

LIXIL社製のグランデル(熱抵抗値:K値1.5)を採用。

 

書き忘れましたが、リビングの掃き出しは最も熱損失の大きな窓なので、内障子ではなく、YKK社製のプラマードUを採用しました。(ペアGLow-e:K値1.7)

 

O邸のLDKリフォームをしたことで、新しい考えや、かねてより試してみたかった材料などを使う事が出来ました。

 

どれほどの快適性や、経済性が実現出来たか?は、これからを待たなければなりませんが、

 

ご満足の様子は、御引き渡しの時の表情で、ひしひしと感じました。

 

部分断熱リフォーム 8-2

 

部分断熱リフォーム 8-3

 

部分断熱リフォーム 8-4

部分断熱リフォーム7

 

太陽熱温水器は寺田鉄工所製、ガラス管を使った真空管方式です。

 

真空管は熱効率が高く、僅か数分で100Lの水を沸点に持っていく事が出来ます。

 

これをベランダに付け、下にあるガス給湯器に接続(高温すぎると給湯器が破損する恐れがある為、途中で水を混ぜる)して、水温が足らない場合のみ給湯器が働く。

 

新築では3件の実例が有り、とても良好な結果が出ています。

 

一般的なガス代の5分の1以下など、条件次第ですが、かなりの優れもの。

 

ただし、真空管式ではなく、給湯器とタンク一体式の媒溶液タイプなのですが。

 

今回はベランダ設置なので、タンクと集熱板一体型でも良いか、としましたが、やはり屋根に乗っけるとなると、200L(200kg)の水はいい気持がしません。

 

給湯器の近くに置ける真空管式が出来ないものだろうか。

 

工事後、寺田鉄工所の社長が弊社へ来られたので、要望してみました。

 

個人住宅は全事業の3%程度だそうですが、前向きな姿勢でした。

 

部分断熱リフォーム 7-2

 

部分断熱リフォーム 7-3

今回のリフォームの主眼、老後の生活環境を高め、エコロジーとエコノミーなリフォーム

 

つまり、ランニングコストの掛からない快適空間を造る為には、換気性能のアップが欠かせません。

 

部分断熱キッチン1

 

キッチンが有るので、吸気はなるべくリビング寄りに4か所、排気は冷蔵庫の上辺りを選びました。

 

キッチンに付ける換気扇も、ロスナイと喧嘩しないように、同時吸排タイプとし、部屋の負圧になることを防ぐことで外部からの熱の侵入も防ぎます。

 

熱交換率は80%以上ですから、真冬の外気が0℃、室温が20℃とすると、部屋に入れる新鮮空気は16℃以上になって入る事になります。

 

部分断熱キッチン2

 

O様の狙いは、床暖房で使われていた給湯設備を一部利用して、<温水式ファンヒーター>を設置することになりました。

 

これは、燃焼器具が給湯器を使う為、部屋の空気を汚さず、床暖房のように大きなエネルギーが必要ではないので、比較的ランニングコストが抑えられます。

 

そこに、太陽熱温水器を併用して更にランニングコストを抑えることでした。

部分断熱リフォームやってみた3

 

床下を60㎜の高性能断熱材(EPS特号、熱伝導率0.034)を敷き詰めて基礎からの冷気を遮断。この場合、調湿は無垢フローリングの厚み21ミリに頼って、その下のEPS(発砲スチレン)はむしろ防湿と考えています。

 

無垢の根太とその下の桧合板、更にその下のパーティクルボードが緩やかに調湿することになります。

 

部分断熱リフォーム 天井

 

天井、1階の部屋ですから、天井の上には2階の床が来ています。

 

この間に熱交換型換気扇(三菱ロスナイ、ダクト式)を組み込む事にしました。

 

部屋の熱損失の一つに<換気>が挙げられますが、この家の場合はパイプファンが壁に付けてある2種換気(吸気は外の空気を直接入れる)でした。

 

つまり、ファンを回すと、北側にある給気口とか、ドアの隙間、キッチンの換気扇の隙間を使って外の空気を入れていたのです。

 

これでは、どんなに断熱性能を高めても室内の温熱環境は良くなりません。

 

ちなみに、天井には40㎜のEPS特号断熱材を負荷しました。

ギャラリー

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