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2015/02/10

燃料電池車の示すもの

カテゴリー:先代社長のブログ

 

 

昨年末、トヨタ自動車から「燃料電池自動車」<ミライ>が発売されました。

小学生の時、理科の実験で<水の電気分解>(水の中に電気を通すと水素と酸素に分かれる)

をした記憶がありましたが、その逆に水素と酸素を結合させることで、電気を発生させる事が出来る訳ですね。

出来た<水>を再び電気分解すれば、酸素と水素に分かれるのですから、永久に枯渇しない、 自然に優しいエネルギーを手に入れた事になります。

気になるのは、自動車の量産化では確かにトヨタが世界初の快挙を成し遂げたのですが、水素社会の予見と構築では、ドイツの方が先に進んでいる事です。

ドイツでは、車は勿論、ガソリンスタンドの一角にも水素スタンドが設置されています。

更に、人工的に造られた水素を<天然ガス>に混ぜて、一般の家庭や店舗などの火力エネルギーとして使われ始めているのです。

ドイツは我が国と同様に化石燃料輸入国です。

にも拘らず、原子力発電を封印し、自然エネルギーにシフトしました。

ガスも現在はロシアや中東国からの輸入に頼っているのですが、自然エネルギーでムラが有る電気エネルギーを利用して水素を発生させ、ガス管に混ぜて火力を増しているのです。

水素は地球上に無限大に存在し、酸素との交換で電気エネルギーを造り続けることが出来ます。

かつて、原子核融合が人類に無限のエネルギーを約束する、とばかりに原子力を未来の科学としてきました。

しかし、現実はあまりに大きなエネルギーのために、制御が難しくて一度コントロールを失うと、制御不能に陥る事が判っています。

福島の事故を揚げるまでもなく、廃棄核物質の最終処分さえままならない物を造ってはいけません。

水素燃料社会(自動車のみでなく電気エネルギーを水素で賄う)は、化石燃料だけでなく、 原子力も必要無くなることを意味しています。

私たちの生活には、もはや電気エネルギーは欠かすことが出来ません。

他方で電気エネルギーを造るために巨大な発電所を造り続けて来ました。

しかし、そのために自然は破壊され、地球環境は悪化してきたのです。

つづく

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