スタッフブログ
2015/06/14
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カテゴリー:スタッフブログ
こんにちは。
梅雨の風景を彩るアジサイの花々が見ごろを迎える季節となりました。
蒸し暑いこの時期、皆様はいかがお過ごしですか?
私は、先日、建築士会女性委員会主催ミラノサローネ2015デザインセミナーの聴講に行ってまいりました。
ミラノサローネとは、毎年イタリア・ミラノで開催される国際家具見本市の通称です。
今でこそ、世界のデザイナーを惹きつけるインテリアデザインイベントですが、
開催のきっかけは・・
イタリアは工房が集う家具大国で椅子の脚製造、張替だけなど、専門企業が多くあります。
小さなメーカーが年に一度顔を合わせ商業的な交流を図り
貿易を活性化させるための見本市としてはじまったのがきっかけです。
加えて、歴史的建造物、美術館といったロケーションの雰囲気をうまく活かしたイベントが多く
イタリアらしいセンスだと感じ、モノを見るだけでない、
そこに足を運ばなければならない理由がうまれるのも、
ミラノに多くの人が足を運ぶ理由があるそうです。
セミナーが終わり、質疑応答タイムへ・・
私は、どのように毎年新しいデザインが生れ、毎年足を運ぶ人が何を求めてミラノに足を運ぶのか
講師のハットリタカシ氏にお聞きしました。
毎年各国のデザイナーとミラノで「たわいもない話」を楽しむ。その会話の中から
新しいデザインが生れることもある。サローネに足を運ぶ魅力はそこにもある。
とおっしゃっていました。
・・・本質は、「たわいもない話」にこそ隠れている・・・
昨日、手に取った良品計画会長(無印良品)が出版した本の
文言のなかに、書かれていた一文・・
無印良品の仕組みつくりの基盤は、たわいもない話の中から気づいたそうです。
場所と形は違えども、目に見えない未来構想のきっかけになるという意味では同じです。
Kz-Home ~100年後も愛される家つくり~
7月11・12日は半田市宮本町にて構造見学会を開催します。
100年後の未来に受け継がれる建築のお話を一緒にしませんか?