スタッフブログ
2016/03/10
見えて来た「無暖冷房住宅」への道(本当のゼロエネルギーハウスを求めて)-その1
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日本版<パッシブハウス>の完成
今年一月で、一昨年新築した北名古屋のY邸を引き渡して丸1年が過ぎました。
そこで、年間の光熱費を纏めて頂きました。(HEMSを付けたので簡単なデータも)
エコキュートを使ったオール電化の家で、大きさは137.2㎡(41.58坪)です。
空調は全館空調システム(弊社オリジナル)(ビルトインガレージ内に設置)
家族はご夫婦とお子様一人の3人。
専業主婦の奥様は家におられる事が殆どです。
データを拝見すると、冷暖房機器が動いていない時期の4月~6月が23、833円、
10月~11月が14、432円で、5ヶ月合計38、265円となりました。5で割ると7、653円です。(オール電化は安いですね)
暖房が動いている月12月~3月は49、756円になり、4ヶ月で割れば12、439円
で、その差は4、786円です。
何と、5千円以下で建物丸ごと暖房できた事になります。
冷房になると、さらに驚きました。
7月~9月の3ヶ月間合計は31、735円で、3で割れば10、578円です。
ここから7、653円を引いたら2、925円にしかならないのです。
なななんと!3千円を切っています。
今年の冬は暖冬でしたから、少し控えめに考える必要が有るかもしれませんが、昨年の夏はなかなかの暑さでしたよね。
梅雨明けが早く、7月から8月の後半まで、猛暑日が続く記録を作ったはずです。
その7月が7、702円(殆ど冷房しなかった?冷房費換算49円!HEMSで確認済み)8月がピークで13、426円となっていますが、これでも5、773円が冷房費となります。
そして、8月の8日から9月の7日までの31日間が10、607円って、長期間家を留守にしていたのか?と疑いたくなる数字です。(冷房費換算2、954円)
実際は、お仕事が忙しく、お盆休みの数日間のみ留守にしたそうです。
その数値が怪しくない事は、10月のデータで解ります。
9月8日~10月7日の30日間で6、585円しか掛かっていないのです。
月平均からすると、マイナスです。
つまり、9月の8日以降に冷房は殆ど掛けていないことを意味しています。