スタッフブログ
2018/07/31
ZEHと補助金制度について
カテゴリー:その他
ZEH(ゼロエネルギーハウスの略)は、高い住宅性能を保証しない!
様々な住宅性能について、お話しましたが、最後にZEHと補助金制度についてお話します。
ZEHについては、新築住宅をご検討されている方にはご承知かと思いますが、新築住宅の消費エネルギーを発電エネルギー(ソーラー発電、燃料電池)と相殺(差引き)して、トータル0エネルギーを目指す家づくりです。
消費エネルギーが大きいと、発電システムが間に合わなくなるので、省エネ化が必須です。
しかし、実際のハウスメーカーのZEH住宅を見ると、ソーラー発電や燃料電池を大掛かりに掛けていますので、イニシャルコスト費用が大きすぎるように思います。
弊社はZEH認定工務店になっていて、ニアZEH(実質的ZEH)の家ですが、ZEHの申請を出してはいません。
今年度、ZEH+(ゼッチプラス)という制度が新設され、補助金も70万円から115万円、
蓄電設備にも30万円から45万円にアップすることになりました。
東海地区(第4地区)におけるZEH+基準は、UA値0.6以下ですから、UA値0.40以下のK’z-HOMEの家は、余裕で通ります。
これくらい出れば、ZEHの煩雑な書類と、審査期間の長さも我慢できるかも知れません。
と言うのは、ZEHの申請書類は煩雑な上、審査期間が長くて3ヶ月程度待たされます。
着工期日や完成期日が迫っている方にはお勧め出来ません。
耐久性能のコラムにも書きましたが、補助金制度を管理する機関は、官庁の出先機関であり、
外郭団体なのが一般的です。
至ってお役所的ご対応なので、9時から17時までの受付。
中々前に進まないのが実態です。(ハウスメーカーの場合は型式と専属がいるので簡単)
長期優良住宅の場合は、補助金が100万円出ますが、その申請費用、取得必要な為の工事、
カルテなどその後の費用を考えると、反って高いものになります。
K’z-HOMEの家の標準性能は、低炭素住宅の認定基準を満たしているので、何も付加せず
申請費(計算書)だけを負担して頂くと、特典を得ることが出来ます。
低炭素住宅は、長期優良住宅と違い、申請時の書類審査と工事中検査だけで、施主負担が少ないのが特徴です。建築時の性能確保が目的で、超省エネ住宅を目指す家づくりです。
K’z-HOMEの家づくりと共通している、と言えます。
補助金制度をご利用されるなら、
ZEHの場合はZEH+を、長期優良住宅ではなく低炭素住宅での申請が良いでしょう。