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2019/03/01
三都セミナー④
セミナー会場には、大阪では四国からの参加者、名古屋にも三重、岐阜、静岡の方、
東京は、群馬,福島からもお越し頂きました。
木質断熱材の興味はあっても、具体的に使用するには、乗り越えなくてはならないハードルがあるようで、単に技術的なものではなく、精神的なハードルがあるようです。
なぜなら、戦後の建築学の先生や新建材メーカーが主導してきた「通気工法」を捨て、「透湿工法」と私が勝手に命名した、真逆の工法を受け入れなくてはならないのですから。
しかし、会場では漠然と、「このままではいけない」と考え、模索している皆さんの顔がありました。
その解として、透湿工法を受け入れることによる、木質繊維断熱材の外断熱があります。
さらに抵抗があったのが、「基礎断熱」でした。
プロだからこそ、白蟻の怖さをご存知といえましょう。
防蟻対策を説明した時が最も多くの質問を受けました。
何か、意外な気がしました。
基礎断熱の良さは解っているが、白蟻の問題に答えを出せずに前に進めないようです。
確かに、危険、と言われることをあえてせず、安全な方へ進めば安心です。
しかし、その先に進歩は有りません。
何が「危険」なのか?
危険を回避する方法は有りえないのか?
そこを超えれば全く別の道が見えてくる。
基礎断熱と外張り断熱は、一体の工法として理解してもらうように話しました。
早速、数社の方々にご採用頂けたことを、感謝します。