スタッフブログ
2025/10/21
【現場レポート】新築住宅でVOC検査&気密検査を行いました!
カテゴリー:断熱性能 スタッフブログ 体への安全性 気密性能 その他
こんにちは、ケーズホームです。
先日、完成間近の新築住宅にて「VOC(揮発性有機化合物)検査」と「気密検査」を実施しました。今回も専門の機器を使い、現場の空気環境と住宅の性能をしっかりとチェック。こうした検査は見えない部分を数値化し、安心・安全な暮らしを裏付ける大切なステップです。

VOCという言葉はまだあまり聞き馴染みがないかもしれませんが、これは「揮発性有機化合物」という化学物質の総称で、住宅に使われる建材や家具などから空気中に放出されるものです。たとえば壁紙、フローリング、塗料、接着剤、カーテンなど、私たちの暮らしの中にある身近なものが発生源となっており、濃度が高くなると「シックハウス症候群」と呼ばれる体調不良を引き起こすこともあります。頭痛や倦怠感、吐き気、肌荒れなどの症状に悩まされるケースもあるため、住宅を提供する私たちとしては、見逃すことのできない重要な要素です。
ケーズホームでは自然素材を積極的に採用し、もともとVOCの発生を抑える設計を心がけていますが、それでもゼロにすることはできません。だからこそ、実際に検査を行って「数値」で確認し、基準を満たしていることを証明することで、お施主様にも安心して暮らしていただけるよう努めています。今回の検査でも、基準値をクリアしており、問題なく良好な空気環境が確認できました。

また、同日に気密検査も行いました。これは住宅にどれだけの“隙間”があるかを数値化するもので、冷暖房効率や断熱性能、室内環境の安定性に大きく関わる重要な検査です。最近では高気密・高断熱の家づくりが注目されていますが、実はこの気密性が高まるほど、室内に溜まったVOCも抜けにくくなるという側面もあります。つまり、気密性と換気性能のバランスが非常に重要なのです。
そこでケーズホームでは、ただ気密性を高めるだけでなく、第一種換気システム(機械式の計画換気)を標準で採用しています。これは、外気を取り入れる際に温度を交換しながら室内と入れ替える仕組みで、快適な室温を保ちながらしっかり換気も行える優れたシステムです。を目指し、こうした細かな部分にもこだわっています。
家は「建てて終わり」ではなく、「暮らしてからが本番」です。ケーズホームでは、見えない部分の品質や性能にも妥協せず、一棟一棟丁寧に家づくりを行っています。VOC検査や気密検査も、その品質を証明する大切な工程のひとつ。安心して住める家とは、こうしたひとつひとつの積み重ねから生まれると考えています。






























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