スタッフブログ
2015/11/25
部分断熱リフォームをやってみた。(その2)全2/8
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そこで、無理をして壁を破らず、内側にもう一つの壁を作り、それを断熱層にしてしまおう、と考えた。
最近売り出しのインナー窓と同じ考え方だ。
これなら廃材(壁を壊さないので)が少なく、重量鉄骨特有の四方隅の柱出っ張りが消える。
一か所だけ残る大柱は、O氏のアイデアで無垢板の杉で囲い大黒柱風にすることになった。
全体に「古民家風が良い」とのことで、掃き出し窓を除き、インナーサッシを止め、内障子を提案、障子は断熱性に優れ、気密性こそ期待できないものの、元々締め切りが多い、西側窓と北側窓には、「問題無い」とO氏も賛成してくれた。
壁厚は100㎜とし、中に調湿性に優れた木質繊維材でその名もズバリ「木の繊維」(熱伝導率0.038、厚み100㎜の熱抵抗値2.63K/W、透湿率114、)
この材料を選んだ理由は、内壁であるため、調湿性が高いものでないと、室内の湿度が逃げ場を失い、湿気に苦しむことが考えられるからです。