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注文住宅を謳う会社のキャッチコピーに「安心、安全な家」などの文句がよく見かれられます。

「安心」とは、地震や台風などの自然災害に強い家のことでしょうか。

それならば、耐震性能や耐風圧性のレベルを明示する方が、より判り易いですね。

もっと判りにくいのが「安全」と言う言葉。
何を指して「安全な家」とするのでしょう。

ここでは防犯や耐震性能を「安心な家」に分類するとし、<健康を損なわない家>が「安全な家」と仮定します。

<健康を損なわない家>の対局に<損なう家>が有るわけですが、それはどんな家でしょうか。

 

10年ほど前に<シックハウス症候群>と言う病名が業界を騒がせましたが、世間的にはそれほど大きく報道されませんでした。

原因は、病状の出る人とそうでもない人が存在することもありますが、大きな問題にならないように、マスコミ(ほとんどの企業がスポンサー)を抑えたかもしれません。

<シックハウス症候群>の正体は、新建材と呼ぶ合板やビニールクロスの成分から排出される<VOC>(揮発性化学物質)が人体に影響を与え、めまい、吐き気、倦怠感などを引き起こすものです。

2005年に室内で使われる<VOC>発生物質の使用制限が決められ、かつてよりは抑制されましたが、全くなくなった訳では有りません。
今でもビニールクロスからは発散していますし、合板もまたしかりです。

接着剤や可塑剤が主たる原因ですが、家具もかなりの量放出しています。

シックハウス症候群の厄介なところは、一旦発症すると、僅かな量にも反応するようになってしまう点です。

 

花粉症の方はご存じでしょうが、一種のアレルギーに似た反応を示すのです。

しかも、確実に自律神経に作用し、肉体と精神の双方に影響を及ぼします。

また、花粉症と同じように、ある日突然反応するようになります。

そうした新建材を使用した家をハウスメーカーや一般注文住宅会社は、顧客に説明無く販売しているのが実情です。

 

何となく、「自然素材が良い」と思って頼まれるのでなく、なぜ「自然素材」が良いのか理解した上で採用するのとでは、ずいぶん開きがあるのではないでしょうか。

もちろん、使用する側の住宅会社もその点を充分理解して取り扱わなければいけません。

安全な家のその1は、シックハウス症候群にならない家についてでした。

次回はその2、<カビとダニの発生を防ぐ家>につて書いてみます。

 

家づくりにダークな話題は相応しくないかも知れませんが、あえて皆さんがあまり触れないこの問題を取り上げてみました。

 

 日本の年間交通事故死はピーク時の1万6千人を境に年々減少し、現在は4千人程度の何と4分の1にまで下がって来ました。

 自動車の安全性やエアバック、最近では自動停止装置が付いた車まで出来てきました。

勿論、4千人を超える人々が亡くなっている事実は問題ですし、その約10倍以上の方々が命は取り留めても後遺症や被害で苦しんでいると考えられます。

 

 今回、なぜ住宅屋が交通事故の話を取り上げたか?と言うことですが、実はあまり知られていない事実として、家の中での事故死が有ります。

その数、判っているだけで1万7千人以上、後遺症に苦しんでいる人の数はその10倍は居そうなのです。

 

 家の中の事故ってどんなこと?とお思いでしょうが、階段落下などの物理的事故と、
トイレや浴室における温度差による事故の2通りが有ります。

 その中でも圧倒的に多いのが<ヒートショック>と呼ぶ温度差による事故です。

 数字で見ると、11月~4月までの冬の期間に集中していることからも、寒さが問題であることは明白です。

 日本の住宅は、局所冷暖房が主流で、壁掛けエアコンや石油ストーブなどの商品が我が物顔で部屋に有ります。

 しかし、エアコンは部屋の中でも温度差が出来るぐらいですから、建物自体を冷暖房するような熱カロリーは有りません。

 ある意味、最もエコな暖房器具は炬燵や湯たんぽですが、これは究極の局所暖房だからです。

 炬燵でポカポカの足元により、何か暖かい気分になってトイレに行きます。

 そこで、ズボンを下げ我慢していた生理現象を果たすと高かった血圧が急降下する訳ですが、この血圧の乱高下が脳血栓や脳梗塞の引き金になるのです。

 近年の日本人平均寿命は飛躍的に延び、女性で90歳、男性でも80歳が間近です。

 しかし、健康年齢はその5年以上も下の83歳と73歳付近です。

 その多くは、記憶障害(認知症)と脳梗塞などの四肢障害で苦しんでいるのです。

 家の設備で記憶障害を防ぐことは出来ませんが、ヒートショックによる事故は防ぐことが出来ます。

 それが、全館空調という考え方、システムです。

 家の隅々まで同じ温度環境にすることで、ヒートショックを防ぐのです。

誰しもが望む「健康な老後」長生きをしても健康でなければ辛いだけです。

エコ住宅や0エネルギー住宅を推進する時代に全館空調は一見逆行しているように思えますが、実は限りなくイコールで結ばれています。

何故なら、究極のエコ住宅=無暖房住宅とするなら、健康に暮らせる無暖房住宅とは、
<暖房しなくとも暖かい家>でなくてはいけない訳ですから、断熱性能や遮熱性能に加え高気密な家になります。

 そして、人体の発熱さえも家の温度を上昇させるくらいの保熱性が要求されるのです。

 現実はそこまでの家は存在しませんが、近い家はドイツやスイスが進める<パッシブハウス>であり、<ミネルギーハウス>です。

 

 健康で長生きの出来る家、それこそがケーズホームが追求する100年後も愛される家なのです。

 

先週、トヨタ自動車が<水素ガスを利用した燃料電池車>を発表しました。

 

苦節20年の結実として、「やっと出たか」の思いです。

 

20世紀の後半は、石油を始めとする化石燃料の枯渇問題と、それを消費することで発生する二酸化炭素、つまりCo2問題が人類的問題となってきました。

 

自動車は、化石燃料を精製して作るガソリンとそれを燃焼して排出する二酸化炭素の発生源として、移動手段、物流、産業としての価値を秤に架けた<諸刃の剣>となっています。

 

<水素と酸素の化学反応によって生み出されるエネルギーを駆動力として利用し、水を排出する。>

 

つまり、ガソリンの代わりに水素を消費することになるが、二酸化炭素を排出する代わりに水を出すわけですから、単純に考えればその水を電気分解すれば、永久的にモーターを駆動させることが出来そうです。(現在はまだそのシステムではありませんが)

 

人類が消費する化石燃料の3大要素は、自動車、工場とオフィス、そして家庭(家)です。

 

例えば電力、日本の消費電力の60%は家庭だといわれています。

 

その発電源は現在、火力が80%以上、水力が10%、太陽光は5%もありません。

 

日本中の全ての家の屋根を太陽光パネルにしても現在の変換能力では賄えないのです。

 

勿論夜間は全く発電できません。

 

それよりも、家庭の電力利用を少なくすることが大切なのです。

 

大人一人当たりの電力使用量を割出し、その平均値を下げていくことが必要です。

 

もう一方で、自宅の電力は自宅で発電する、正に<地産地消>の電気にするのです。

 

ヨーロッパでは、脱原発と低炭素社会の実現に向けて「家庭内発電による消費」が現実味を帯びています。

 

大量消費する家庭は、大きな発電装置を、省エネ生活が可能な家庭は僅かな発電装置で、
各家庭に備え付け、自家発電するのです。

 

自動車がエンジンを付けることにより蒸気機関から取って代わり、一般家庭に普及したように、燃料電池の出現で電力会社を必要としない家庭電力発電になるからです。

 

私たち住宅建築業界では、にわかに<パッシブハウス>と言うキーワードが多くなってきました。

 

一般の方には何のことやら判らない(業界の者でも言えますが)言葉ですが、
ヨーロッパ、特にドイツやスイスでは急速に広まっている建築の概念です。

 

日本語的に訳すと<動力、火力に頼らない冷暖房効果のある家>とでも言いましょうか。

 

例えば、南の面はなるべく大きな窓を設け、その他の面、特に北面は最小限の窓開口とし、庇は深めにして、夏の日射は避け、冬の陽は取り込むように、トリプルガラス等を用いてWLow-e(ダブルローイー、ガラスの表面に特殊金属をコーティングし、夏の高い角度の日射は遮熱し、冬の低い角度の熱は取り込む物)などで、器具に頼らない暖房や冷房を目指そうとする取り組みです。

 

勿論、壁や屋根からの熱の侵入、放散を防ぐ<断熱、遮熱性能>が肝心ですが、
ドアや窓の開口部からの侵入、放散が最も多く、各国のサッシメーカーはその性能追求に躍起です。

 

この分野で最も進んでいるのは、やはりドイツで、Uファクター(熱伝導抵抗値)
と言う基準を設け今年の秋は急速に深まって、10月末には最低気温が10℃を割る勢いです。

 

基礎断熱をした弊社の家でも、日中窓を解放して夕方まで閉めるのを忘れていると、室温が下がり20℃を下回りそうになります。

 

陽が傾いたら窓を閉じる必要があります。

 

特に全館空調仕様のお家は、室内の壁や床を一旦冷やしてしまうと、その質量ごと温めるための熱エネルギーを使うので、例えば18℃から21℃に上昇させるだけでも膨大な電力を使うのです。

 

ですから、日中の太陽光から得られる熱は閉じ込め、最大の温度になった時に、窓を閉じるように心がける必要が有ります。

 

日光が出ている日はそのような使い方、曇りや雨の日は、窓を開けない事になります。

 

昨年のような、11月の下旬まで徐々にゆっくり気温が下がった年は、体も順応していったので、20℃でも寒く感じませんでしたが、今年のような25℃有った気温が1週間もしないうちに、10℃を割るようでは、体が付いていかず、実際の気温以上に寒さを感じるのです。

 

温度に対する適応は、体に体毛が無い(少ない)人間にとって、服を着込むとか外的な要因で調整するか、徐々に慣れていくようにするわけですが、今年の場合はそれが難しいのです。

 

ある人には大した寒さに感じない温度も、別の人にはとても寒く感じることもあるのですから、尚更です。

 

パッシブハウスの考え方では、夏から秋にかけて室温が下がってしまう前に、なるべく熱を閉じ込めておこうとします。

 

ですから、涼しいから、と言って夜間も窓を解放すると、思わず外気温が下がってしまい、室温も下げてしまうのを避けねばいけません。

 

パッシブハウスの極意は、住まい手にあり。

 

つまり、従来の日本的住まいである<夏の風通しを頼りに涼しく住まう>は、パッシブではなく、夜の冷気を閉じ込めて、日中は遮熱断熱能力によって室内温度を上げない事であり、冬の暖房は、太陽光の熱を室内に入れ(Low-Eガラスによって)暖まった熱を逃がさないように封じ込める(WLow-E)工夫がいる。

 

春や秋の過ごし方も大切になってくる。

 

急な温度変化に対応することが必要になるからです。

 

基礎断熱のお蔭で、無断熱で室温17℃以上は確保出来たのですが、生活温度としては、不足しています。

 

せめて20℃は欲しいところです。

 

ではその温度をどこで取り入れるか?

 

ある会社は地中に求めました。

 

山口県にあるその会社は、地中深く10mものパイプを堀り、300万円掛かるそうです。(温泉が出るのなら、掛けてもいいけど)

 

またある会社は、南に面した掃き出しテラス部分を分厚いコンクリートを打ち込み、太陽熱で温めて室温を上げるそうです。(雪の降る日は寒そうです)

 

またまたある会社は、基礎の中と屋根の下をパイプで繋げ、建物の中央にシャフト(ダクトスペース)を設け、夏は床下から屋根下へ向けて風をファンで送り
冬はその逆に屋根下から基礎の中へ空気を送っています(温度管理不可能)

 

いづれの場合も太陽光発電による電力を頼りにするのと等しく、掛けたコストに見合う冷暖房効果が有るとは思えません。(やらないより良い?程度)

 

皆さん100万円単位で費用が発生します。

 

弊社の基礎断熱は20万円程度(100㎡程度)の費用で冬の最低室温が10℃上がり、夏の室温を2℃下げる効果があります。(実証済み)

 

冬の温度を+3℃、夏の温度を-2℃コントロール出来れば、冷暖房不要の家が誕生するのですが、未だその決定打は見つかっていません。

K’zhome代表の加藤です。
半田で注文住宅をお考えのあなたに、とっておきの情報をお伝えいたします。

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